アレルギー検査
即時型アレルギー(蕁麻疹やアナフィラキシーなど)が疑われる場合には、特異的IgE抗体検査(採血)などをおこなっています。また、遅延型アレルギー(かぶれ、金属アレルギー、薬疹など)が疑われる場合には、パッチテストや必要に応じて薬剤リンパ球刺激試験(採血)をおこなっています。
●パッチテスト
正常皮膚(背中、腕など)に疑わしいアレルゲンや製品を48時間貼付し、湿疹反応が起きるか確認する検査です。判定は貼付後48時間後、72時間後(金属の場合は1週間後にも)に行うため貼付日以外にも数回の受診が必要です。
パッチテスト
Patch test
顕微鏡検査
水虫の原因となる白癬菌や、カンジダや癜風などの真菌を顕微鏡で観察します。ウイルス性疾患の鑑別や疥癬、シラミなどの観察もおこなえます。
顕微鏡検査
Microscopic examination
ダーマス
コピー検査
皮膚病変を約10倍に拡大できるライト付きルーペで皮膚を観察します。主に悪性黒色腫や基底細胞癌のような皮膚がんの診断に活躍します。
ダーマスコピー検査
Dermascopy examination
病理組織検査
見た目のみでは診断をつけることが難しい場合や、悪性のものを疑う所見がある場合に確定診断をつける検査です。病変皮膚に局所麻酔をかけた後、メスで病変の一部を切除します。切除した病変から標本を作成し、顕微鏡で観察し診断をつけます。
病理組織検査
Histopathological examination